和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年07月11日(土)

テングチョウ大発生 エノキの食害も

和歌山県紀南地方の各地で乱舞しているテングチョウ(白浜町大古で)
和歌山県紀南地方の各地で乱舞しているテングチョウ(白浜町大古で)
 てんぐのように突き出た突起物が特徴のテングチョウ(タテハチョウ科)が、和歌山県紀南地方のあちらこちらで大発生している。昨年も多かったが今年はさらに多くなっており、葉が好んで食べられるエノキの枯死も目立つ。

 テングチョウは羽を広げると5センチ前後。突き出た鼻のような下唇ひげに加え、羽の裏面が枯れ葉のようになっている。

 紀南地方では国道や高速道路などでも多く飛び交い、民家の壁に集まっている光景も見られる。多く発生している所では、エノキの葉が複数回食べられ、枯れている。水たまりなどには千匹以上が集まることもある。

 県立自然博物館によると、2014年に県全体で大発生があったが、今回は県南部で特に多く見られるという。何らかの理由で異常に多く生き残ったのが原因ではないかと推測している。