和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月19日(金)

小中学生に年賀はがき3千枚 田辺市内の3企業が贈る

年賀はがきを佐武正章教育長(右)に手渡す中田食品の小渕一範さん=和歌山県田辺市高雄1丁目で
年賀はがきを佐武正章教育長(右)に手渡す中田食品の小渕一範さん=和歌山県田辺市高雄1丁目で
 はがきを書くことで、はがきを出す楽しさや手書きの良さを子どもたちに体験してもらおうと、日本郵便に地元企業3社が協賛して和歌山県の田辺市教育委員会に年賀はがき計3千枚を寄贈した。

 協賛したのは中田食品(田辺市下三栖)、カナセ(同市稲成町)、龍神自動車(同市あけぼの)。はがきは市立の小学5年生~中学3年生の児童生徒に1枚ずつ配った。

 寄贈式がこのほど、同市高雄1丁目の市民総合センターであり、塩谷浩充田辺郵便局長や企業の代表らが、佐武正章教育長に年賀はがきを手渡した。

 塩谷郵便局長は「メールや会員制交流サイト(SNS)の普及から文字離れが進んでいる。はがきの進呈は今夏の暑中見舞いから子どもたちに手紙を書いてほしいという思いで始めた。子どもたちに喜んでほしい」と話した。

 佐武教育長は「このような機会を頂いて大変ありがたい。子どもたちには、お世話になった人やコロナで苦労されている医療従事者に感謝の気持ちを持って送ってもらいたい」と感謝した。

 県農業協同組合連合会の協賛で県内の小学4年生にも年賀はがきが1枚ずつ配られる。