和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年06月25日(火)

有名CMソングの『いすゞエルフ』、Y32型初の『セドリックVIP』が1/64スケールのミニカーに 

「いすゞのトラック~♪」のCMソングがおなじみの『いすゞエルフ』がミニカーに
「いすゞのトラック~♪」のCMソングがおなじみの『いすゞエルフ』がミニカーに
 トミカが誕生した1970年以前のクルマを再現した「トミカリミテッドヴィンテージ(TLV)」と、それ以降をランナップする「トミカリミテッドヴィンテージNEO(TLV-NEO)」。実車や資料を徹底検証して作られたモデルはカーマニアにも好評を得ている。毎月新車を投入しており、5月は、根強い人気の昭和の商用車『いすゞエルフ』と、1990年代前半の名車『セドリック ブロアムVIP』が登場。期待を裏切らない再現力とクオリティを持つ同ブランドのマーケティング統括室 企画2課・圓道智さんに、こだわりを聞いた。

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■「いすゞのトラック~♪」のCMソングもお馴染み、誕生60周年の『いすゞエルフ』

――誕生から60周年となる『いすゞエルフ』ですが、車種としての魅力は?

【圓道さん】初代エルフはディーゼルエンジンを中心とした2トン積み小型トラックという、現在に至るフォーマットを確立した車種です。その歴史的な意味合いはもちろんですが、ブリキのロボットのようなシンプルな顔つきがいかにも昭和の商用車といった雰囲気で魅力的です。

――以前1/43スケール版を発売され、今回レギュラーである1/64スケール版として発売した理由をお聞かせください。

【圓道さん】最近は1970年以降の車種であるTLV-NEOシリーズがどうしても増えてしまいがちですが、昭和の名車としてのTLVシリーズ、特に根強い人気の商用車は続けていきたいという意向です。TLVシリーズは、「もしもトミカが昭和30年代に存在していたら…」というコンセプトが出発点で、トミカ誕生以前の車種で構成しています。

――エルフは1959年の誕生以来車名が続く老舗ブランドですね。

【圓道さん】トミカが誕生したのは1970(昭和45)年で、エルフは当時最新の2代目が最初の製品化です。ならば、昭和30年代にトミカがあったなら、製品化していたのは当然初代だっただろう… というところが出発点です。1/43スケール版は2010年に製品化しましたが、他社があまり手掛けず、なおかつTLVらしい車種を、という狙い通りの好評をいただきました。

――現在のよく見る車種は6代目だと思いますが、今回62年型(茶)と64年型(緑)の初期モデルを製品化した理由を教えてください。

【圓道さん】製品化の理由は前述の通り、今年がエルフの誕生60周年ということが第一ですが、もう1つは、様々な荷台を載せてバリエーション展開をしたいということがあります。1960年代の街角の写真などを見ると初代エルフの色々なバリエーションが写っていることが多く、身近な存在だったことがうかがえます。

――フロントのエンブレム配置の違いもポイントですが、注目してほしいこだわりはどこですか?

【圓道さん】なかなかミニカーで裏側まで凝ることはないのですが、この初代エルフはシャーシ側のサスペンションやプロペラシャフトなどパーツ類にも凝りましたので、是非裏返してみてください。

■永遠の定番・セドリック/グロリアを1/64スケールで完全再現

――日本を代表する高級車である『日産セドリック/グロリア』。まず初めにその魅力を聞かせてください。

【圓道さん】一見フォーマルで保守的な高級車ですが、新しい技術やアイディアをプラスして時代をリードしてきたことが、セドリック/グロリアの魅力の一つだと思います。もともとライバル同士だったセドリックとグロリアが、メーカーの合併のあと同じ車になりながらも巧みにイメージを分け、50年以上たった今でも、乗っているユーザーのイメージにさえ影響を与えているのも面白いです。

――クルマ好きから最近Y32形の再評価を感じますが、その背景についてどのように見られていますか。

【圓道さん】1980~90年代の車種が趣味の対象として注目されていますが、セドリック/グロリアに関しては1世代前のY31型までの人気が高く、1991年に登場したY32型はその陰に隠れる形でした。ですが、クラシックカーとしての価値が認められつつあるY31型までの価格が上がる一方、バブル時代に開発され、車としての進化の幅が大きいY32型も独自の魅力を持っており、デザインも上品であるとプラスに捉えられ始めています。

――今回製品化に至った経緯は?

【圓道さん】もちろん新車当時は普通に走っていた車ですが、最近急速に残存数が減っており、そういえばと懐かしく思う方も多いのでは、と製品化しました。

――こだわりのポイントを教えてください。

【圓道さん】ヘッドライトを透明パーツで再現していますが、この部分を非常に薄くシャープに再現することができました。また、中央のフロントグリルもメッキ部品に薄い黒を重ねて実車の奥行き感を再現していますので、是非ご注目ください。

――「トミカリミテッドヴィンテージ」「トミカリミテッドヴィンテージNEO」ともに、これまで昭和から平成の名車を数多く作られてきたと思います。今後の製品で取り組んでいきたいことがあれば、お聞かせいただけますか。

【圓道さん】ちょうど30年前の平成元(1989)年は、日本車の黄金期といわれています。様々な名車が生まれ、新技術が現れ、性能でもデザインでも世界を席巻しました。当時私は小学生でしたが、次々現れるどの新車にも心躍らせる魅力がありました。とはいえ、今までにミニカーで製品化されていない車が多々あります。今年のTLV-NEO では、平成初頭のエポックメイキングな車たちを開発中ですので、ご期待ください。

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提供:oricon news