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吉兆で「福は内」 速玉大社で制作大詰め

節分に向けて吉兆作りに取り組む熊野速玉大社のみこたち(20日、和歌山県新宮市で)
節分に向けて吉兆作りに取り組む熊野速玉大社のみこたち(20日、和歌山県新宮市で)
 節分(2月2日)に向け、和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社(上野顯宮司)で、柳の枝にもち花などを飾り付けた華やかな「吉兆」の制作が大詰めを迎えている。20日から授与を始めた。

 速玉大社によると、福神を迎えた木のことを吉兆といい、節分にこの吉兆を飾ると、幸福が訪れるとされている。

 境内で採った柳の枝を上野宮司が整えて束ね、みこや職員、敬神婦人会の女性たちがピンクや青など色鮮やかな直径3センチほどのもち花、小判、サイコロ、大福帳などを飾り付けて仕上げている。

 長さ約90センチの大(3千円)を約100本、約50センチの小(1800円)を約600本制作。郵送もできるという。

 権禰宜(ごんねぎ)の西村圭市さん(38)は「吉兆を飾ると凶事や疫病が起こらない良い年になるといわれており、多くの方に受けていただき、コロナ禍を乗り越えていければ」と話していた。

 問い合わせは熊野速玉大社(0735・22・2533)へ。

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