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カズ、俊輔が走る 横浜FCが上富田キャンプ

ランニングを精力的にこなす三浦知良選手(中央)=21日、上富田スポーツセンターで
ランニングを精力的にこなす三浦知良選手(中央)=21日、上富田スポーツセンターで
パスの練習をする中村俊輔選手(手前右から2人目)=21日、上富田スポーツセンターで
パスの練習をする中村俊輔選手(手前右から2人目)=21日、上富田スポーツセンターで
 サッカーJ1の横浜FCが、和歌山県上富田町朝来の上富田スポーツセンターで1次キャンプを始めた。25日まで。選手29人が訪れ、元日本代表の三浦知良選手(53)や中村俊輔選手(42)も元気な姿を見せている。新型コロナウイルス感染症対策のため非公開にしており、サインや写真撮影など対面のファンサービスもしていない。

 上富田での1次キャンプは2019年、20年に続いて3回目。選手、スタッフ約50人が20日に訪れた。

 2日目の21日には、町から特産の梅干しが贈られた。選手たちは筋力トレーニングやパス回し、ランニングなどの練習に取り組んだ。

 三浦選手は昨年、故障のため1次キャンプは別メニューだったが、今年は初日から他の選手と同じメニューをこなした。ランニングではグループの先頭を走るなど意欲的に取り組んだ。

 2月26日には54歳になり、J1最年長得点記録の更新が懸かる。練習後のオンライン取材で「いい環境の中でやらせてもらっている。最年長出場とか、ゴールという皆さんの期待に応えられるよういい準備をしていきたい」と、意気込みを話した。

 チームはコロナ対策のため宿舎では1人部屋に、食事は円卓を囲まず全員が同じ方向を向いている。練習中はスタッフがコーンやマーカーまで消毒するなど徹底している。3季目の指揮を執る下平隆宏監督は「トレーニングの仕方やコミュニケーションの取り方を工夫していきたい」と話している。チームの目標はJ1で10位以内に入り、安定してリーグを戦うことだという。

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