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和歌山県は「感染急増段階」 新型コロナ、中高年への広がり警戒

感染状況のステージ
感染状況のステージ
 和歌山県の仁坂吉伸知事は26日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの県内感染状況について、24日時点で上から2番目に深刻な「感染急増段階(ステージ3)」にあるという見方を示した。国の分科会が示す4指標でステージ3の基準を上回ったことなどを踏まえて総合的に判断したという。中高年への感染拡大に警戒を呼び掛けている。

 24日時点で、ステージ3の基準に至っているのは、最大確保病床(400床)の使用率=36・5%(ステージ3の基準20%)▽現時点の確保病床(330床)の使用率=44・2%(基準25%)▽人口10万人当たりの療養者数=15・8人(基準15人)▽直近1週間の陽性者の前週比=1・07(基準1)。重症者用病床使用率や新規陽性者数、感染経路不明者の割合など、他の指標ではステージ3の基準を下回っている。

 このところ、感染者の年代が、若年層中心だったのが、比較的重症化の可能性が高い中高年に広がっている。新規感染者のうち29歳以下の割合は、1月4~10日の週に51%だったが、11~17日の週は40%、18~24日の週は23%と低下。その一方で、40、50代を中心に中高年が増えている。

 新規感染者数は年明けからほとんどの日で2桁。20日に過去最多の24人となるなど20人以上の日も相次いだ。入院者も12月29日の21人から急増し、1月22日には過去最多の149人となった。

 25、26日は新規感染者数がいずれも10人前後で、入院者も122人まで減った。一方で、中高年に感染が広がっていることから、仁坂知事は「あまり安心できない」と話した。その上で「重症化すると、なかなか退院できず、病床状況が苦しくなる。そういう方々に感染が広がらないように注意事項を守ってほしい」と訴えた。

 その上で、改めて職場内などでもマスク着用を徹底することを求め「ある職場やグループで、地位の高い人が無頓着にマスクを外して、大声で叱咤(しった)激励するといった投書が、私の所に来ている」と話した。

 また、症状があるのに、すぐに受診せず、症状が重くなったり周囲に広範に感染させたりした例があるといい「疑わしい症状があれば、すぐにかかりつけ医や県の専用ダイヤルに電話することを徹底してほしい」と呼び掛けた。

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