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印南町内の国道425号改良完了 川又―上洞が3月7日供用

間もなく完成する川又第二トンネル(和歌山県印南町で)
間もなく完成する川又第二トンネル(和歌山県印南町で)
 和歌山県印南町を通る国道425号で進められてきた改良工事のうち、川又工区(川又―上洞、延長2・8キロ)が2月中に完成する。これで1982年の国道昇格以降に進められてきた町内の改良工事がすべて完了する。供用開始は3月7日午後3時。

 国道425号は三重県尾鷲市から奈良県十津川村などを通り、御坊市まで紀伊半島を横断する幹線道路。蛇行していたり、対向車とのすれ違いが難しかったりし、町内では83年から県が改良工事を開始した。

 町内の計画のうち最終区間だった川又工区は2012年度に着手。二つのトンネルのうち、川又第一トンネル(延長151メートル、幅5・5メートル)はすでに通行できるようになっていた。

 今回、川又第二トンネル(延長99メートル、幅5・5メートル)が、照明の設備などを残すのみとなり、同トンネルを含む延長0・7キロが間もなく完成する。県によると、川又工区の事業費は約36億円。これで町内にある425号のすべて(延長28キロ)で整備が完了することになる。

 開通を祝う式典が県と町の共催で3月14日午前10時から、川又第二トンネルの田辺市龍神村側の出入り口付近である。テープカットやくす玉割りなどを予定している。
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