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ありがとう「105系」電車 県内ラストラン、JR紀勢線

串本駅に到着した105系電車を写真に収める鉄道ファン(12日、和歌山県串本町串本で)
串本駅に到着した105系電車を写真に収める鉄道ファン(12日、和歌山県串本町串本で)
 和歌山県内を通るJR紀勢線の紀伊田辺―新宮駅間の普通電車として1998年から活躍してきた105系電車のラストランが12日にあった。最終駅となった串本駅には多くの鉄道ファンが訪れ、別れを惜しみつつ、最後の勇姿をカメラに収めた。

 老朽化していたことから、ダイヤ改正に合わせて引退した。翌13日からは、IC乗車カード「ICOCA」が車内で使用できる227系電車が運行されている。

 105系は、国鉄が1981年に製造。紀勢線ではオーシャンブルーに塗装され、地域住民の通学、通勤などで親しまれてきた。県内に計12両あり、うち8両は1両3扉だが、残り4両は103系を改造した1両4扉だった。

 ラストランは、紀伊田辺駅を午後10時12分に出発し、11時36分に串本駅に到着した。新型コロナウイルス感染症の影響で、ラストランイベントはなかったが、串本駅ホームでは、電光掲示板に「ありがとう105系」の文字が流れた。

 雨の中、串本駅に到着した105系の姿をカメラに収めた堀圭佑さん(19)=串本町串本=は「新しい電車になり利便性は良くなると思うが、青い電車がなくなるのは寂しい」と話した。

 JR西日本和歌山支社によると、105系は、近畿地方からは姿を消したが、岡山県と山口県の一部の路線では運用されている。紀勢線を運行していた12車両は、今後廃車にするかなどは決まっていないという。

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