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一枚岩をスクリーンに 映像をユーチューブで生配信

高性能プロジェクターで一枚岩に映画祭に向けたこれまでの取り組みなどを映し出した(和歌山県古座川町相瀬で)
高性能プロジェクターで一枚岩に映画祭に向けたこれまでの取り組みなどを映し出した(和歌山県古座川町相瀬で)
 和歌山県古座川町相瀬にある国指定天然記念物「一枚岩」をスクリーンにして町のPR映像などをオンライン配信するイベントが13日にあった。

 一枚岩で映画祭を開催して地域を盛り上げたいと、相瀬にある道の駅一枚岩を運営する団体の代表、田堀穣也さん(34)=古座川町=らが主催した。一枚岩は、高さ約100メートル、幅約500メートルで、そこに高さ約23メートル、幅約40メートルの映像を投映した。

 この日の催しに向け、田堀さんが発起人となり、インターネットで資金を集めるクラウドファンディング(CF)を実施。目標額の2倍以上の201万3千円が集まり、高性能のプロジェクターやスピーカーなどを購入した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人が多く集まる映画祭は開催できなかったが、支援者に感謝の気持ちを伝え、購入した機材をお披露目したいとの思いから「大地を見上げる映画祭Vol・0~つなぐ~」と題し動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で午後7時から約1時間、映像を生配信。映画祭を開催することになった経緯や、これまでの取り組みを町内の風景とともに田堀さんら関係者が語った。

 新型コロナが収束していれば、10~11月ごろに第1回の映画祭「Vol・1」を開催し、映画の他、アユの火振り漁やミツバチの巣分けなど町の風景を撮影した映像を放映する予定。

 この日のイベントを終えた田堀さんは「初めての試みで不安でいっぱいだったが、皆さんに感謝の気持ちを伝えることができてよかったと思う。Vol・1に向けてこれから盛り上げていきたい」と話した。

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