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外国人労働者が過去最多 和歌山県内、10年前の3倍に

県内外国人労働者数の推移
県内外国人労働者数の推移
 和歌山労働局は、県内で働く外国人について、昨年10月末現在、過去最多の3115人になったと発表した。前年同期より306人(10・9%)増加し、10年前の3倍。しかし増加率は、新型コロナウイルスの影響で前年の17・3%から6・4ポイント縮小した。


 県内の外国人労働者は、届け出が義務化された2007年以来、ほぼ右肩上がりに増加。15年の1725人から6年連続で過去最多を更新している。

 産業別では食料品や繊維などの製造業が1358人と全体の43・6%を占める。ほかに多いのは、卸売・小売業が382人、医療・福祉が238人、宿泊・飲食サービス業が220人など。しかし、宿泊・飲食サービス業では、前年より28人(11・3%)減少した。年々増加を続け、前年は24・6%増加していた。労働局は、新型コロナの影響で雇用情勢が厳しくなったことによるとみている。

 国籍別ではベトナムが最多の973人、全体の31・2%を占める。次いで、中国618人(19・8%)、フィリピン498人(16・0%)など。

 公共職業安定所別の労働者数は、和歌山が1988人(全体の63・8%)、田辺が234人(7・5%)、新宮が203人(6・5%)、橋本198人(6・4%)、御坊166人(5・3%)、湯浅165人(同)、海南161人(5・2%)。

 雇用する事業所数も815カ所で過去最多。前年より89カ所(12・3%)増えた。

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