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小学生が龍神村ステッカー 3種類作り観光施設に配布

龍神観光協会の職員(右)にステッカーが入った封筒を手渡す児童、下は児童が作ったステッカー=和歌山県田辺市龍神村西で
龍神観光協会の職員(右)にステッカーが入った封筒を手渡す児童、下は児童が作ったステッカー=和歌山県田辺市龍神村西で
 和歌山県田辺市龍神村湯ノ又、龍神小学校の5、6年生7人が授業で龍神村をPRするステッカー400枚を作り、龍神村内の宿泊施設や店舗などを訪れて手渡した。

 昨年度、同校の5、6年生が総合的な学習で龍神温泉について勉強し、仕上げとして温泉をPRするポスターを作って宿泊施設や観光関係者らに配った。

 本年度は、6年生5人と5年生2人が龍神村全体について学習する取り組みを1学期から始めた。2学期までに特産品や歴史などを幅広く調べ、3学期はより多くの人に龍神村を知ってもらおうと、ステッカー作りに挑戦。3班に分かれて意見を出し合い、図案や宣伝文などを考えた。

 ステッカーの大きさは直径約8センチ。図柄は、龍神温泉▽特産品のユズ▽龍と民話のカッパ―をイラストで描いた3種類。いずれも、龍神村の方言で「すごく」といった意味がある「てち」を使った「てちええやん龍神」という言葉を印刷している。

 教諭に引率された児童は温泉街の宿や土産店など計8施設を訪ねた。龍神村について勉強してPRのためにステッカーを作ったいきさつを経営者や店主らに話してステッカーを手渡し、宿泊客や来店客に渡してもらうように依頼した。

 龍神村西の龍神行政局にある龍神観光協会の事務局にも足を運び、約40カ所に配布してもらうように依頼した。配布先は田辺市内がほとんどだが、中には東京都にある県のアンテナショップ「わかやま紀州館」もある。

 観光協会職員にステッカーを手渡した6年生の吉田健太郎君(12)は「昨年はポスターを作った。1年生の頃と比べると龍神村について多くの情報を知ることができた。みんなで案を出してステッカーを作り、配ることができてよかった。張ってもらえたらうれしい」と話している。

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