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梅のつえを福島の被災者に みなべ町の田端さん製作

田端賢太郎さんが梅の枝を活用して作ったつえ(和歌山県みなべ町清川で)
田端賢太郎さんが梅の枝を活用して作ったつえ(和歌山県みなべ町清川で)
 和歌山県みなべ町清川の梅農家、田端賢太郎さん(81)は、梅の枝を活用して作ったつえ30本を近く、東日本大震災で被災した福島県相馬市の災害公営住宅で暮らす住民向けに寄贈する。

 田端さんは、梅栽培をやめて実を採らなくなった畑の木を生かしてやりたいと、つえとして再利用することを思い立ち、5年ほど前から農作業の合間をみて、つえ作りをしている。これまで、神社に奉納したり知人にプレゼントしたりしてきた。

 同じ清川の本誓寺前住職、赤松宗典さん(72)が7年ほど前から、相馬市を通じて災害公営住宅に梅の花や青梅を贈っている縁があり、今回赤松さんを通じて寄贈することになった。

 つえは長さ1・2~1・3メートル。切った枝を2カ月余り乾燥させ、金属製のブラシで磨いて、ニスを塗るなどして仕上げた。持ち手の部分は滑らないように、ラバーチューブを付けた。

 赤松さんは「梅の木を最後まで生かそうという田端さんの優しさに共鳴した」と言い、田端さんは「少しでも役立てていただけるとうれしい」と話す。

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