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産卵のアカウミガメ上陸 みなべ町「たくさん来てほしい」

産卵のため千里の浜に上陸したアカウミガメと、観察する人たち(20日午後11時43分、和歌山県みなべ町山内で)=露出時間10秒
産卵のため千里の浜に上陸したアカウミガメと、観察する人たち(20日午後11時43分、和歌山県みなべ町山内で)=露出時間10秒
 環境省のレッドリストで「絶滅危惧IB類」に選定されているアカウミガメが、和歌山県みなべ町山内の千里の浜で産卵シーズンを迎えている。同浜は本州最大の産卵地として知られるが、昨シーズンは上陸・産卵ともに過去10年で最少。関係者は「今年はたくさん浜に来てほしい」と増加に転じることを願っている。

 千里の浜では毎年、NPO日本ウミガメ協議会やみなべウミガメ研究班など各種団体が協力し調査・保護活動に取り組んでいる。

 今年は5月18日に上陸、28日に産卵を初確認。調査員が夜通し交代で浜を歩き、上陸してきたウミガメを探す本格的な調査が始まった6月15日以降では、21日朝までに上陸7回、産卵5回を確認している。

 20日夜には、甲羅の長さが90センチほどある雌が上陸しているのを調査員が午後10時40分ごろに発見。アカウミガメは穴を掘ってピンポン球ぐらいの大きさの卵を産んだ後、砂を掛けて埋め、21日午前0時すぎに海に戻った。観察に訪れていた神奈川県藤沢市の小説家、横田創さん(48)は「初めて見ることができた。想像していたよりもカメは大きかった。産卵に立ち会えて感動」と笑顔を見せた。

 協議会や研究班の調査によると、2018年(上陸期間5月23日~8月10日)は上陸162回、産卵59回。過去10年では、それまで最も少なかった15年(5月24日~8月14日)の上陸176回、産卵82回を下回った。

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