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ふるさと納税が過去最高 みなべ町、新型コロナも影響か

みなべ町役場
みなべ町役場
 和歌山県みなべ町の2020年度のふるさと納税は、7990人から計9006万6千円あり、過去最高だった19年度(5108人・5727万1千円)の約1・5倍だった。要因について町は、新型コロナウイルス感染症の影響でサイトを見る機会が増えたことも考えられるといい、さらなる町のPRに努めたいとしている。


 20年度の申込者数を月別でみると、多い順に12月2626人、11月995人、3月774人など。都道府県別では東京都1889人、大阪府859人、神奈川県724人などが多い。

 使途別では「うめ日本一の元気なまちづくり」の3410人・3805万円、「指定なし」の1827人・2052万2千円、「緑豊かで快適なまちづくり」の1257人・1410万3千円などが多かった。返礼品なしの「新型コロナウイルス感染症対策」は6人・28万円だった。

 町総務課は、前年度より増えた要因について、ふるさと納税ポータルサイトのページをスマートフォンからも詳しく見ることができるようにしたことや、新型コロナの影響でサイトを見る機会が増えたことがあるのかもしれないとみている。

 同課は「多くの方から寄付があり大変ありがたい。寄付金は希望の使途に合わせて有効に活用させていただきたい。さらに応援してもらえるよう、サイトや町のホームページ(HP)を通じてPRしていきたい」と話す。本年度は、申し込みができるポータルサイトを増やす計画という。

 町はHPで、ふるさと納税で寄付をすると寄付金から2千円差し引いた額(適用される上限など条件あり)が、居住の市町村の住民税額(一部は所得税額)から控除されると説明。日本一の梅の里として「海・山・川の恵みの中で人が輝く快適なまちづくり」に取り組んでいるとし、町出身者や、町に親しみや共感を持ってくれる人に応援を呼び掛けている。

 1件1万円以上の寄付をした人に対し、寄付額に応じて梅干しや梅酒、備長炭、金山寺みそ、干物詰め合わせなど特産品の返礼品をカタログから選んでもらい、贈るようにしている。返礼品は82種類ある。

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