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駐機場で楽器や踊り練習 白浜空港が会場に提供

ターミナルビル前の駐機場で踊りを練習する「紀州龍神」のメンバー(南紀白浜エアポート提供)
ターミナルビル前の駐機場で踊りを練習する「紀州龍神」のメンバー(南紀白浜エアポート提供)
 和歌山県白浜町の南紀白浜エアポートは、南紀白浜空港の駐機場を楽器演奏などの会場として有料で提供している。「開放的な空間で練習してみては」と呼び掛けている。

 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに始めた取り組み。以前のような練習ができなくなった学校の吹奏楽部員らが、周囲を気にせずに過ごせるようにと考えた。楽器の演奏に限らず、歌や踊りの練習でも使えるという。

 4月中旬には、よさこいグループ「紀州龍神」が練習と撮影を兼ねて利用。約50人が青空の下で汗を流した。エアポート社によると、踊りでの利用は初めてだった。

 代表の向井章さん(53)=和歌山市=は「普段は立ち入れない場所で踊れる機会だったので、メンバーも喜んでいた。きれいな映像も撮影できた」と話した。

 利用は中学生以上で、1人につき1時間千円。保安エリアのため、3日前までの事前予約が必要。身分証を持参する。使えるのは午前9時半~午後4時半(日本航空定期便が飛ぶ前後を除く)。エアポート社では「非日常の場所での時間を楽しんでいただきたい」と話している。

 問い合わせ、申し込みは南紀白浜エアポート(0739・43・0095)へ。
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