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新緑の北山川で筏下り 北山村、コロナ対策し運航

北山川の急流を下る観光筏(3日、和歌山県北山村で)
北山川の急流を下る観光筏(3日、和歌山県北山村で)
 和歌山県北山村は3日、急流を筏(いかだ)に乗って下る「北山川観光筏下り」の運航を始めた。乗船人数を減らしたり、使用の都度ライフジャケットを消毒したりするなど、新型コロナウイルスの感染対策を徹底した上で9月末まで運航する。

 観光筏下りは、木材を輸送する手段だった筏流しを観光に活用しようと1979年から始めた。乗船場のあるオトノリからの約6キロを約70分かけて下る。

 例年5月3日から9月末まで運航しているが、昨年は新型コロナの影響で5、6月の運航を中止した。

 今年も新型コロナの影響で開航式の式典は中止となったが、3日に第1便の出発を前に乗船場のオトノリで安全祈願の神事があった。

 その後、マスクを着用した乗客らが丸太で組んだ全長約30メートルの筏に乗り込んで順番に出発。急流にさしかかると、筏は大きく揺れていた。

 観光筏下りに乗船できるのは10~75歳で、予約制。料金は中学生以上6千円(税別)、小学生3千円(同)。景色を楽しみながらゆっくりと下る特別便は、今年は運航しない。

 問い合わせ、予約は北山村観光センター(0735・49・2324)へ。

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