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スマホで楽々料理注文 すさみのホテルがシステム採用

紙(左)に示したQRコードをスマートフォンで読み込むと、注文ページが開く
紙(左)に示したQRコードをスマートフォンで読み込むと、注文ページが開く
 和歌山県すさみ町江住のホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ」で、白浜町に拠点を置く東京都の企業が開発したシステムが使われている。宿泊者がスマートフォンで料理を注文し、受け取れる仕組みだ。プロスポーツの試合会場でも導入されており、この企業では「単なるツールで終わらず、地域に役立てられたらいい」と展望を話している。

 IT関連企業「ウフル」が開発した「売り子ール」というシステム。宿泊者がフロントで受け取る紙にあるQRコードを読み込むと、ホテルのそばにある道の駅「すさみ」の一画にある飲食店「すさみ夜市」のページが開き、注文や決済ができる。料理はフロントで受け取るか、店まで取りに行くかを選べる。

 ホテルは宿泊に特化しており、レストランはない。

 アプリのダウンロードや会員登録が不要なのが特徴。開発の段階から「スポーツ観戦中でも素早く注文できるように」との思いがあったという。プロ野球やサッカーJリーグ、大相撲の会場で導入されているのは、飲食物を提供する側も運用しやすい設計になっているためだ。

 すさみ夜市を運営する和歌山市の「信濃路」では「コロナ禍で人と人の距離を取ることが求められる中、混雑を避けられるほか、業務の効率化も図れると考えた」と導入の理由を話す。取り扱う商品を増やしていく方針という。

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