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「接待の手土産」で3年連続特選 串本の「紀州梅真鯛梅」

3年連続で特選を受賞した岩谷の「紀州 梅真鯛梅」(和歌山県串本町大島で)
3年連続で特選を受賞した岩谷の「紀州 梅真鯛梅」(和歌山県串本町大島で)
 和歌山県串本町大島にある農水産加工食品の製造販売会社「岩谷」(岩谷耕三社長)の商品「紀州 梅真鯛梅(うめまだいうめ)」が「ぐるなび」(本社・東京都)主催の品評会「〝接待の手土産〟セレクション2021 spin―off(スピンオフ)」で特選30品の一つに選ばれた。現役秘書たちにお薦めの品を選んでもらおうという企画。特選は3年連続で、岩谷社長(35)は「目利き力の高い秘書の方々から選んでいただけて大変光栄」と喜んでいる。

 ぐるなびによると、同セレクションは、約3万7千人の秘書会員を持つという同社運営の秘書業務サポートサイト「こちら秘書室」の現役秘書たちが審査員。2015年に始まり、これまでは年間を通じて開催される品評会に集まってもらい、試食もしながら審査をしてきたが、今回はコロナ禍の影響で密を避けるため、初めて自宅などで審査する「WEB(ウェブ)品評」という方法で行い、延べ552人が参加した。

 秘書たちは、エントリーされた商品のカタログやPR動画などを基に「高級感」「デザイン性」「実用性」「特別感」「価格」という5項目で審査。これまでとは形式が異なるため、今回の結果は、通算3回の特選で認定される「殿堂入り」にはカウントしなかったという。

 「紀州 梅真鯛梅」は種を取った紀州南高梅の梅干しの中に、甘酢みそで味付けしたマダイのほぐし身を詰めた商品。ご飯のお供やお茶漬け、酒のさかなにもお薦めの一品で、串本町の海で梅酢エキスを与えて育てた「紀州梅まだい」を使っている。価格は6個入りで3240円(税込み)。

 「おめでたい」と「梅で鯛」をかけてPRしており、秘書からは「パッケージも紅白でお祝いにぴったり」「個包装なので食べやすく、日持ちが長いのも助かる」「縁起が良いので、特にご年配の方に好まれそう」といったコメントが寄せられた。

 岩谷社長は「3年連続の特選は県内初と聞いている。今回は残念ながら殿堂入りにはならなかったが、次回も特選となって殿堂入りを果たしたい」と意気込んでいる。

 県内では今回、木下水産物(那智勝浦町)の「Petalo di mare~もちもちまぐろの生ハム~」が入選(計113品)に選ばれた。

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