和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

病床数を440に拡大 和歌山県、新たに40人が感染

 和歌山県は2日、県内で40人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。入院者は236人に増え、病床数を40床拡大し440床とした。近く、470床まで増やす予定という。

 感染者の保健所管内別は和歌山市19人、新宮6人、橋本5人、湯浅4人、岩出3人、御坊1人、県外が2人。

 和歌山市鳴神の食肉加工業「ロイヤルフード協業組合」の管理部門で社員7人の感染が分かった。これまで発表済みの人と合わせ、感染者は11人になり、県は同部門を64件目のクラスター(感染者集団)に認定した。同社の全社員50人を検査していて、うち35人は陰性を確認した。

 また、クラスターに認定されている新宮市谷王子町のスナックでは、新たに来店客3人(新宮管内2人、県外1人)の感染が分かり、クラスターは25人になった。

 感染状況の指標の一つ、直近1週間の人口10万人当たり感染者数は25・0人。25人以上になったのは4月26日以来98日ぶり。

 保健所管内別では新宮の60・9人、和歌山市の29・2人が「感染爆発段階」(ステージ4)の基準である25人以上となっている。
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