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陽性者全員入院を継続 コロナ対応で和歌山県知事

 仁坂吉伸和歌山県知事は3日、定例記者会見で、新型コロナウイルスの陽性者について、従来通り、全員入院の措置を続ける考えを示した。

 菅義偉首相が2日、重症患者や重症リスクの高い患者以外は、自宅での療養を基本とすると表明。これを受け仁坂知事は「あくまで患者が急増している地域のこと。入院率100%を目指して頑張っている県に、自宅療養をするように言っているわけではない」と話した。

■高齢者接種は「完了」

 一方、ワクチンの接種状況は、県内の65歳以上の高齢者については完了したとの見方を示した。8月1日現在、1回目接種率は87・17%、2回目は82・02%と高く「病気などで打てない人や打ちたくない人もいるため、終わっていると言っていいと思う」と話した。

 県民一般への接種については、7月初めの接種数は1週間で7万5千人だったが、ワクチンが不足した中旬以降は5万人にとどまっているという。「一部を除いて9月くらいには全部終わる勢いでやってきたが、計画の見直しが必要になった」と話した。

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