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「梅を食べよう」でビジネスフェア決勝に 神島高校

SBP交流フェアに向けて発表の練習をする神島高の生徒(和歌山県田辺市文里2丁目で)
SBP交流フェアに向けて発表の練習をする神島高の生徒(和歌山県田辺市文里2丁目で)
 神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)の3年生4人が、地域課題をビジネスの手法で解決しようという取り組みを発表する「第6回全国高校生SBP(ソーシャル・ビジネス・プロジェクト)交流フェア」の決勝に臨む。商品開発や飲食店との連携を発表する予定で、22日の本番に向け、練習に励んでいる。

 フェアは、三重県の社団法人が主催。7月31日と8月1日にオンラインで予選があり20校が出場、6校が決勝に進んだ。神島は4回目の出場で初めて。決勝もオンライン開催となる。

 神島高は2012年度から経営学科で「商品開発」の講座を設け、特産品「梅」の消費拡大に取り組んでいる。開発商品はプロジェクトチーム「神島屋」として、地域内外のイベントで販売している。

 コロナ禍でこれまでのような活動が難しい中、梅をPRしながら飲食店や販売店を応援する「梅を食べようキャンペーン」を展開。梅を使った弁当の開発、販売イベント、持ち帰り用チラシの作成、梅弁当の写真コンテスト、梅を使ったスイーツを巡るスタンプラリーなどを企画した。

 発表するのは小坂紗麗さん、延瑞季さん、山本和花さん、小林ももかさんの4人。発表時間は10分間。導入部でいかに引き付けるかや、飽きずに聞いてもらえるかについて、検討を重ねている。

 小林さんは「神島屋は企画した商品を形にし、販売できるのが魅力。さまざまな地域の人々に関わることができて楽しい。私たちの活動に興味を持ってもらい、遠くても田辺まで足を運びたいと思ってもらえる発表にしたい」と意気込んでいる。

 28日に京都市である生徒商業研究発表大会近畿大会にも、和歌山県代表として同じメンバーで出場する。

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