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新仏載せ炎の舟川下る 田辺市安川で流れ施餓鬼

火が付けられて川を下る流れ施餓鬼のわら舟(22日、和歌山県田辺市下川上で)
火が付けられて川を下る流れ施餓鬼のわら舟(22日、和歌山県田辺市下川上で)
 和歌山県田辺市下川上、日置川支流の安川で22日、盆行事の「流れ施餓鬼(せがき)」が営まれた。新仏の位牌(いはい)を載せたわら舟(長さ約8メートル)が火に包まれ、川を下る様子を遺族らが見送った。

 文化年間(1804~18年)の大水害を契機に始められたとされ、県無形民俗文化財に指定されている。愛郷会が毎年8月15日に営んでいるが、今年は大雨の影響で1週間延期された。

 この日は、準備作業を始めた午前7時は土砂降りとなったが、会員らは3時間ほどかけてマダケと麦わらを使って舟を作り上げた。川の水量が多く、天候も考慮して1時間早めに開始し、スタート地点を下流に移動した。

 午後6時前、ちょうちんや河原のたいまつに火がともされ、地元の法伝寺の瀬戸道雄住職が読経、参列者が手を合わせた。わら舟に5柱の位牌を載せると火が付けられ、川に送り出した。

 愛郷会会長の桑原信彦さんは「準備は大雨で大変だったけど、何とか滞りなく営めてよかった」と話した。

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