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オニヒトデ1712匹駆除 和歌山県串本でサンゴ保護

オニヒトデを駆除するダイバー(和歌山県串本町で)=サンゴを食害する動物駆除実行委員会提供
オニヒトデを駆除するダイバー(和歌山県串本町で)=サンゴを食害する動物駆除実行委員会提供
 和歌山県串本町内のダイビングショップでつくる「サンゴを食害する動物駆除実行委員会」(御前洋代表、43人)は、町内の海域で続けている駆除の2020年度の結果をまとめた。オニヒトデは1712匹と前年度より302匹少なかった。駆除数は減少傾向にあるものの海底に多くの個体が残っている可能もあることなどから、実行委は「さらなる駆除が必要」としている。

 オニヒトデによる食害は、02年ごろに和深沖と通称「グラスワールド」周辺で確認され、04年度から駆除を実施。駆除数は05年度に2万匹を超えたが、その後、年々減少し、11年度からは800~2200匹台で推移している。

 20年度の駆除作業には会員延べ250人が参加。7カ所で約35回実施し、海域別でみると駆除数は、安指―船波と住崎の2カ所で1672匹と全体の98%を占めた。

 一方、サンゴを食べる巻き貝の駆除には延べ62人が参加。7回で118匹(前年度比13匹増)を駆除した。全海域で小規模集団や卵塊は発見されなかった。

 実行委は「町内に生息するイシサンゴはオニヒトデと巻き貝の大発生により当初は甚大な被害を受けたが、継続駆除のかいがあって近年はサンゴへの被害も軽微で、他の海域への被害も少なく収まっている」と話している。

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