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フジバカマ3千本見頃 上富田町、国道沿いの河川敷

フジバカマ
フジバカマ
 秋の七草で知られるフジバカマ(キク科)約3千本が、和歌山県上富田町下鮎川の富田川河川敷で見頃を迎えている。膨らんだつぼみは、薄赤紫色だが、花は白色。アサギマダラが蜜を好む花としても知られる。

 地元の「下鮎川環境美化グループ」(山本富続代表)がこの場所で約20年前からサクラやラベンダーを植え、環境美化活動を続けている。特に熊野古道が世界遺産になってからは、国道311号を通過する観光客にも花を楽しんでもらいたいと、植栽に力を入れてきた。

 ラベンダーの株が老化してきたため、フジバカマに植え替えようと、3年ほど前、山本代表(83)が知人からフジバカマの苗30株を譲り受け、挿し木で苗を増やしてきた。昨年は約1500株、今年も5月ごろに1500株を植えた。昨年植えたフジバカマは1メートルを超える高さに育っている。国道311号沿いに「フジバカマ園」の看板を設置している。園のそばに駐車場がある。

 山本代表は「順調に育っており、あとはアサギマダラの飛来を待つだけ」と、1年ぶりの再会を楽しみにしている。

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