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【動画】目指せ頂点 全国高校サッカー和歌山大会(4)/串本古座・和歌山東/合同で出場、上位狙う

 21日に開幕する第100回全国高校サッカー選手権和歌山大会に、串本町串本の串本古座高校が和歌山東高校(和歌山市)と合同チームで出場する。メンバーが足りないためで、串本古座が8人、和歌山東が5人。両校は今夏の県総体に初めて合同で出場しており、集大成となる選手権でも協力して初戦突破を目指す。


 選手権は3年生が出場できる最後の大会。串本古座は、昨年の選手権和歌山大会には自校のサッカー部員だけで出場した。今年1~2月の新人戦はメンバーが足りず、他の部から助っ人が加わって10人で出場。1回戦で日高に0―5で敗れた。

 春に1年生が入部したが、夏の県総体ではメンバーが足りなかったため、部員が少ない和歌山東との合同チームで出場。初戦の2回戦で海南に0―10で敗れたが、貴重な実戦の経験を積んだ。

 串本古座は3年生3人、2年生1人、1年生4人。3年生は県総体が終わった後、就職や進学に向けた活動を続けながら部に残った。

 夏休みには2日間、串本古座高校で和歌山東、耐久の3校で合同練習や試合をした。9月は新型コロナウイルスの感染が県内で拡大して他校との練習試合ができなかったが、10月に解禁されてからは、土日曜に和歌山東との合同練習や、他のチームと練習試合で実戦感覚を養った。

 串本古座の太田直希顧問(27)は「和歌山東の顧問の先生と、単独でチームが組めない場合は一緒にできたらいいと話していた。出場の機会を与えていただいて本当に感謝している。やるからには全力で1勝を目指し、最後まで頑張ってきた3年生に何とか良い思いをさせてやりたい」と話す。

 選手権和歌山大会で串本古座・和歌山東は、22日に紀三井寺公園球技場である初戦の2回戦で和歌山商業と対戦する。和歌山東のメンバーは3年生3人、1年生2人。

 串本古座の島野統矢主将(3年)は「12年間サッカーをしてきて、最後は悔いの残らないように頑張る。試合ができてうれしい。試合に出られないと思い出も残せないので、和歌山東のメンバーには感謝の気持ちでいっぱい」と話している。

 島野君以外の串本古座のメンバーは次の皆さん。

 3年=木村頼希、榎本雷己▽2年=河田仁▽1年=杉本隆真、矢倉悠斗、岩見諒、丸山大地

練習に励む串本古座高校サッカー部(19日、串本町の串本古座高校で)
練習に励む串本古座高校サッカー部(19日、串本町の串本古座高校で)
全国高校サッカー選手権和歌山大会に合同チームで出場する串本古座・和歌山東のメンバー
全国高校サッカー選手権和歌山大会に合同チームで出場する串本古座・和歌山東のメンバー
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