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招待作品は「おらおらでひとりいぐも」 田辺・弁慶映画祭がプログラム発表

「おらおらでひとりいぐも」((C)2020「おらおらでひとりいぐも」製作委員会)
「おらおらでひとりいぐも」((C)2020「おらおらでひとりいぐも」製作委員会)
 11月19~21日にある「第15回田辺・弁慶映画祭」の実行委員会が22日、上映プログラムを発表した。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン配信と会場での上映を組み合わせた形で開催。招待作品は芥川賞を受賞した小説を映画化した「おらおらでひとりいぐも」で、最終日に紀南文化会館(和歌山県田辺市新屋敷町)で上映する。


 弁慶映画祭は2007年から毎年開催。映画業界では新人監督の登竜門として知られている。コロナ禍に見舞われた昨年は初めてオンラインで開催し、コンペ部門のみを上映。3日間の延べ視聴回数は2644回で、全国各地からアクセスがあった。

 今年は引き続き感染防止対策を取りながら、より映画祭の雰囲気を楽しめるよう工夫したという。

 「おらおらで―」は芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの同名小説が原作。夫に先立たれた75歳の女性が〝にぎやかな孤独〟を生きる姿を描いている。第2回弁慶映画祭で市民審査賞を受賞した沖田修一さんが監督を務めた。主演は田中裕子。

 上映は21日正午から。座席数を減らし、来場は県内在住者に限定する。3歳以上は鑑賞券が必要。前売り千円、当日1300円(高校生以下500円)。前売り券は紀南文化会館と実行委事務局で購入できる。

 コンペ部門はオンライン配信のみで、151作品の応募の中から選んだ8作品を19、20の両日に配信する。

 各作品の上映時間は決まっており、1作目は19日午後7時から。上映後、司会者と監督による質疑応答が会場であり、その様子も配信する。21日午前10時~午後3時には「見逃し配信」もある。

 作品の視聴は無料だが、事前の登録が必要。映画祭の公式ホームページで、11月4日正午から受け付ける。

 表彰式は21日午後3時から生配信する。

 問い合わせは、市観光振興課内の実行委事務局(0739・26・9929)へ。

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