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白浜町と和歌山市に拠点 東京のIT企業が進出

和歌山県白浜町のITビジネスオフィス「アンカー」
和歌山県白浜町のITビジネスオフィス「アンカー」
 和歌山県は20日、東京都渋谷区のIT企業「Relic(レリック)」が、白浜町と和歌山市に拠点を設けることになったと発表した。1社が同時に県内の複数の場所へ進出するのは初めてという。

 レリックは、企業の新規事業に向けた企画立案や、関連するシステムの開発を手掛ける。2015年8月の創業以来、2500を超える企業に、1万件以上の事業を支援しているという。

 白浜町のITビジネスオフィス「アンカー」に内勤営業、和歌山市の県JAビルにはシステム開発の拠点をそれぞれ設ける。10月中にも操業を始める。向こう3年間で55人を正社員として雇用する。

 進出に際する調印式が県庁で25日にある。レリック最高経営責任者(CEO)の北嶋貴朗氏と仁坂吉伸知事、白浜町の井澗誠町長、和歌山市の尾花正啓市長が出席し、協定書に署名する。

 アンカーは、不動産事業を手掛ける大阪市の企業が運営している。企業に貸せる部屋は6室あり、レリックは5社目の入居企業になる。

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