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尺八演奏、聴衆を魅了 田辺市で国際コンクール

虚無僧の装いで尺八を演奏する出演者(和歌山県田辺市新屋敷町で)
虚無僧の装いで尺八を演奏する出演者(和歌山県田辺市新屋敷町で)
 和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館で6日、「国際尺八コンクールin田辺」があった。海外の奏者を含む20人が、ステージでの実演と動画部門で情感あふれる演奏を披露した。プロの尺八奏者辻本好美さん(橋本市出身)らによるスペシャルライブもあり、伝統的な和楽器の調べが聴衆を魅了した。「紀の国わかやま文化祭2021」の一環で、田辺市やNPO法人全国邦楽合奏協会などが開催した。

 コンクールには国内から40人、中国から9人、その他アジア、欧米5カ国から6人の計55人が応募。音源審査による予選を勝ち抜いた13人が実演部門、海外出場者7人は動画部門で出場した。

 スペシャルライブでは、虚無僧の装いでの演奏や、尺八5管で構成する五重奏曲「輪―RIN―」の披露があった。

 夫婦で鑑賞した田辺市内の女性は「近くで開催されると知って聴きに来た。初めて生で尺八を聴いたが、弾き方や尺八の長さによって音色が違って面白かった」と話した。

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