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紀南で現代アートの祭典 国内外の芸術家参加、18日から

紀南アートウイーク会場地図
紀南アートウイーク会場地図
紀南アートウイークの公式ガイドブック
紀南アートウイークの公式ガイドブック
 和歌山県の白浜町と田辺市を舞台にした現代アートの芸術祭「紀南アートウイーク」(実行委員会主催)が18日に開幕する。世界的に活躍する巨匠から、地域に縁のある若手まで15人の芸術家が参加。8会場で地域の歴史や文化を反映した映像や音楽、インスタレーション(空間芸術)を展示する。

 参加するのは、カンヌ映画祭で最高賞を受賞したアピチャッポン・ウィーラセタクンさん(タイ)や現代社会のひずみに焦点を当てた作品を多く手掛ける磯村暖さん、田辺市出身の前田耕平さんら。作品の大半は、今まで国内の美術館でほとんど見られなかった個人コレクションという。

 展示会場も白浜町の南紀白浜空港やアドベンチャーワールド、田辺市の高山寺や田辺駅前商店街など多様。芸術祭の芸術監督を務める宮津大輔さん(横浜美術大学学長)は「各作品が包含する問題提起や物語が、展示する特別な場所との間に化学反応を起こし、他では得がたい鑑賞体験を提供できるはず」と狙いを話す。

 会期は28日まで。会場により鑑賞時間は異なる。入場は無料。川久ミュージアム(白浜町)のみ500円。期間中はアートウイーク関連のイベントが各地で開催される。

 アートウイークの展示、関連イベントは公式ガイドブック(B5版、20ページ。オールカラー)、ホームページで案内している。ガイドブックは白浜町や田辺市の観光案内所、展示会場などで配布している。期間中は展示会場でもある白浜駅前の真珠ビルが案内所となる。

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