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自然保護の精神受け継ぐ 熊楠記念館で天神崎特別展

特別展のパネルを鑑賞する来館者(和歌山県白浜町の南方熊楠記念館で)
特別展のパネルを鑑賞する来館者(和歌山県白浜町の南方熊楠記念館で)
 和歌山県白浜町の南方熊楠記念館は、特別展「天神崎―熊楠の環境保護精神を受け継いだ地―」を開いている。天神崎の自然を大切にする会(田辺市)の活動や、熊楠の自然保護活動の足跡を紹介している。来年1月23日まで。

 会では1970年代から、寄付を募って土地を取得し、自然や歴史的環境を守る「ナショナル・トラスト運動」を続けている。関連して自然観察教室や清掃活動なども展開しており、特別展では、これらをパネルで紹介している。天神崎で見られる樹木や生物のパネルもある。

 一方、熊楠の自然保護活動で有名なのは、1909(明治42)年から始まる神社合祀(ごうし)反対運動。記念館によると、この他にも自然破壊につながる計画に対しても新聞や雑誌へ投稿して反対していた。一方、熊楠の長女・文枝さんは「父は暇があると採集道具を持って1人で天神崎へ行っていた」と語っていたという。

 記念館の三村宜敬学芸員は「特別展を通じ、熊楠の精神が現代にも受け継がれているということを知ってもらいたい」と話している。

 29日~1月1日と木曜は休館。1月23日午後1時半からは、天神崎の自然を大切にする会の玉井済夫・業務執行理事によるトークイベントがある。定員30人。入館料が必要。問い合わせは記念館(0739・42・2872)へ。

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