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町長選告示まで1カ月 上富田、2陣営準備進む

左は奥田誠氏、右は田中健司氏
左は奥田誠氏、右は田中健司氏
 任期満了に伴う和歌山県上富田町長選(来年1月25日告示、30日投開票)まで1カ月余り。立候補を表明しているのは現職の奥田誠氏(58)=自民推薦、無所属=と、元県職員の田中健司氏(60)=無所属。2陣営は12月に後援会事務所を開設するなど、選挙戦に向けて準備を進めている。


 現職で1期目の奥田氏が来年2月に任期満了となることから実施する選挙で、奥田氏は6月、田中氏は10月にそれぞれ立候補を表明した。今のところ他に立候補の動きはなく、一騎打ちの公算が大きい。

 奥田陣営は「勇気、挑戦、協働 正義のまち、かみとんだへ」、田中陣営は「上富田もっとその先へ!チーム上富田で新しい未来を創ろう!」をキャッチフレーズに町長選に臨んでいる。両陣営は、後援会活動として町内の有権者宅を訪問したり、チラシを配布したりするなどの活動を展開。新型コロナウイルスへの対策を講じた上で、集会の実施も予定している。

 取材に対し、奥田陣営は「厳しい選挙戦になると思うが、1期目の実績と県とのつながり、2期目に向けた具体的な政策をアピールして支持につなげていきたい」と語った。

 田中陣営も「町民と膝をつき合わせて話ができる活動もやっていき、県職員の経験や地元出身のつながりを生かして支援の輪を広げていきたい」と意気込みを述べた。

 12月1日現在の同町の選挙人名簿登録者数は1万3011(男6112、女6899)人。前回の町長選は3人が立候補し、奥田氏が3214票を獲得して当選した。投票率は60・74%だった。



 町長選に向けた立候補予定者説明会が22日、町役場であり、田中氏の陣営のみが出席した。奥田氏の陣営は取材に対し、「前回の経験があるため出席しなかったが、説明会後に資料をもらい準備は進めている」と話した。

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