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チアリーダー選抜で米国へ 日本人唯一、和歌山県の小傳良さん

米アメフト大会の選抜チアリーダーに日本人で唯一選ばれた小傳良彩花さん(南紀チアーエンジェルス提供)
米アメフト大会の選抜チアリーダーに日本人で唯一選ばれた小傳良彩花さん(南紀チアーエンジェルス提供)
 和歌山県紀南地方を拠点に活動する「南紀チアーエンジェルス」キャプテンの小傳良彩花さん(18)=白浜町堅田、南部高校3年=が、来年1月22日に米国ハワイのオアフ島ホノルル市で開かれるアメリカンフットボールの全米大会「ポリネシアンボウル」の選抜チアリーダー14人に、日本人で唯一選ばれた。夢に見た本場アメリカの舞台で演技する。

 南紀チアーエンジェルスは、県内で唯一の競技チアリーディングチームとして2011年に発足した。現在、紀南の幼児から高校生まで43人が活動している。小傳良さんは発足当時から在籍し、5年前からキャプテンを務めている。

 小傳良さんの夢は、本場の米国でプロのチアリーダーになること。11月にオンラインで行われたポリネシアンボウルのチアリーダー選抜に応募した。動画で演技を披露したほか、南紀チアーエンジェルスを主宰する昇亜希子さんから教わった英語でスピーチし、活動をアピールした。

 小傳良さんは「アメリカでアメフトの応援ができるという経験はとても貴重なこと。今自分が持っている力を最大限に発揮し、選手たちに少しでも笑顔や勇気を与えられるような応援ができるよう頑張る」と、意気込みを話している。

 南紀チアーエンジェルスは18年と19年にホノルル市で、20年はオンラインで開かれたAAAチアリーディング協会主催の大会に出場。小傳良さんは3大会ともチームを引っ張り、いずれも好成績を収めた。昇さんによると、小傳良さんはハワイの大会以降、海外で活躍する夢をかなえるために英語の勉強にも力を入れているという。

 新型コロナウイルスの影響で小傳良さんの渡航にはさまざまな制限があり、資金面の負担が大きな障害になっている。渡航費や現地での滞在費のほか、PCR検査や帰国後2週間の隔離滞在などに費用がかかるといい、南紀チアーエンジェルスはインターネット上のクラウドファンディング「キャンプファイヤー」で資金を募っている。募集期間は30日まで。

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