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新たな門出に笑顔 上富田、すさみ、大塔で成人式

式典の後、屋外で歓談する新成人(3日、和歌山県上富田町朝来で)
式典の後、屋外で歓談する新成人(3日、和歌山県上富田町朝来で)
成人式の看板の前で記念撮影する新成人(3日、和歌山県すさみ町周参見で)
成人式の看板の前で記念撮影する新成人(3日、和歌山県すさみ町周参見で)
式典を終えて、会場の外で記念撮影をする新成人(3日、和歌山県田辺市鮎川で)
式典を終えて、会場の外で記念撮影をする新成人(3日、和歌山県田辺市鮎川で)
 和歌山県の上富田町、すさみ町、田辺市大塔地域で3日、成人式(対象は2001年4月2日~02年4月1日生まれ)があった。新型コロナウイルスの影響で昨年は中止や延期が相次いだが、今年は感染対策を徹底した上で開かれ、新成人の笑顔があふれた。


 上富田町の成人式は上富田文化会館で2年ぶりに開き、新成人116(男61、女55)人が出席した。感染防止のため、新成人による集合写真を取りやめ、式典の様子をライブ配信して参加できない人もインターネットで見られるようにした。

 新成人による町民憲章の朗読や奥田誠町長の式辞、中学校の教員からのビデオメッセージなどがあった。新成人の古久保勝星さんと山本結生さんは、それぞれ壇上で「二十歳のメッセージ」を発表。古久保さんは中学校を卒業してから地元を離れて今も兵庫県の大学で野球を続け、山本さんは声優を目指して東京の養成所に通っているという。2人とも、支えてくれる親や周囲の人に感謝し、これからも精いっぱい楽しく生きていくことを誓った。

■29人が旧交温める すさみ町

 すさみ町の成人式は、町総合センターであった。29(男17、女12)人が出席、思い出話に花を咲かせた。

 岩田勉町長は「急激に社会が変わっていく中、変える勇気、変わっていく勇気が必要。これから、いろいろな場面に出合うと思うが、遅れることなく自分を変えていく努力、勉強をすることが大切」とエールを送った。

 新成人を代表して、甲斐澪奈さんが「まだまだ未熟。思いやりの心と感謝の気持ちを忘れず、社会に貢献できるような大人になることを誓います」と決意を述べた。

 記念撮影をした後、新成人が編集したスライドショーの上映などもあり、久しぶりの再会を喜んだ。

■大塔地域で成人の集い 出身の18人参加

 田辺市の大塔地域では、新成人の有志による実行委員会が大塔総合文化会館で「成人の集い」を開き、新成人18(男11、女7)人が出席した。

 大塔地域では毎年、新成人が中心となって年始に成人の集いを開いている。今回は大塔中学校の2016年度卒業生による開催で、式典の計画や会場の設営なども卒業生が担った。

 その後、来賓の真砂充敏市長からの祝辞や激励を受け、新成人を代表して大学生の谷口虎徹さん(東京都)が「共に過ごした仲間たちと成人を迎えることができ、喜びであふれています。大人としての自覚を持ち、責任ある社会人として歩んでいくことを誓います」と力強く宣言した。

 式典では、実行委員会が作ったスライドショーも上映した。中学校時代の担任の先生によるビデオメッセージなどを見て笑顔を浮かべた。

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