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姉妹で移住、古民家でカレー店 神戸から和歌山県すさみへ

カレータナカが提供するカレー。鶏肉はやわらかく、すぐにほぐれる
カレータナカが提供するカレー。鶏肉はやわらかく、すぐにほぐれる
古民家でカレー店を始めた田中真希さん(右)と妹の那津美さん=和歌山県すさみ町周参見で
古民家でカレー店を始めた田中真希さん(右)と妹の那津美さん=和歌山県すさみ町周参見で
 和歌山県すさみ町周参見で、カレー店が開業した。切り盛りするのは、神戸市で生まれ育った姉妹。妹が先に移住し、後を追うようにして姉も町へ移り住んだ。「お店も私たちも、すさみに溶け込んでいきたい」と展望を話す。2人の新たな挑戦が始まった。


 姉妹は田中真希さん(32)と那津美さん(31)。4姉妹の三女、四女という。

 那津美さんは2020年5月に移住。町の集落支援員として、周参見地区の多世代交流施設イコラで、イベントの企画や運営を担っている。

 以降、真希さんは時々、町を訪れていた。その際に地元の住民と仲良くする那津美さんの姿を見て「いいな」と感じたといい、21年10月に移住した。「全然知らない町だったけれど、いい人ばかりだし『ここなら大丈夫かな』と思えた」と真希さん。

 2人はいま、見老津地区の古民家を借りて一緒に暮らす。真希さんは「騒がしくなくて、何事も自分のペースで進められる。自分に合っていると思う」と話し、那津美さんは「姉がいることはとっても心強い」と喜んでいる。

 そんな2人の店「カレータナカ」は、JR周参見駅近くの県道沿いにある古民家で昨年12月に開業した。見学で訪れた際に建物から感じた雰囲気で「カレーに合いそう」と考えた。テーブルや食器棚は、近所の住民が好意で製作してくれたという。

 メニューは今のところ「チキンカレー」の1種だけだが、こだわっている。あめ色になるまで炒めたタマネギと6種のスパイスを使ったカレーに、ターメリックライスを合わせたカレーだ。タマネギを使うインドの漬物「アチャール」も添えている。

 平日にはそれぞれの仕事があり、まだプレオープンの段階だが、1月は土日曜の午前11時半から先着30食を提供する。2人は「今後はコーヒーを出したり、駄菓子を売ったりすることも考えている。地域の人たちが一息つける場所にしていきたい」と話す。

 2月以降の営業に関する情報は、会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックやインスタグラムで投稿するという。店の住所は、すさみ町周参見4314の1。

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