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ポンカンの収穫本格化 和歌山県、「木熟」で甘く

色づいたポンカンを収穫する農家(13日、和歌山県田辺市上秋津で)
色づいたポンカンを収穫する農家(13日、和歌山県田辺市上秋津で)
 和歌山県田辺・西牟婁地方で中晩柑類の主力、ポンカンの収穫が本格化している。JA紀南では、実を木にならせたまま熟させる「木熟ポンカン」として収穫、出荷しているのが特徴で甘い。2月中旬ごろまで続く。


 管内では田辺市上秋津がメインで、同市の稲成や万呂地区、上富田町などで栽培されており、面積は計33・8ヘクタール。JAは今年の生産量を353トン(前年比95%)と予想する。今年は秋の干ばつの影響で小玉傾向。市場価格は主力の秀品2L、Lサイズで1キロ当たり500円前後で平年並みという。

 同市上秋津の森山昌明さん(50)は約30アールで栽培しており、5日から収穫している。森山さんは剪定(せんてい)や摘果に気を使って育てているといい「ここにきて実も例年並みに大きくなってきたように思う。11、12月も雨が多くなかったので品質も良く、糖度は13~15度に仕上がっている。ポンカンの甘みと香りを楽しんでほしい」と話す。

 田辺・西牟婁地方の中晩柑類では、12月からハッサクの収穫も始まっているほか、今月下旬から不知火(デコポン)の収穫が始まる見込み。

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