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貴重な文化財守れ 芦雪ゆかりの無量寺で防火訓練

消火器を使う訓練をする無量寺の関係者(和歌山県串本町串本で)
消火器を使う訓練をする無量寺の関係者(和歌山県串本町串本で)
 第68回「文化財防火デー」(1月26日)にちなみ、国の重要文化財に指定されているふすま絵などを所蔵する和歌山県串本町串本の無量寺(東谷洞雲住職)で17日、防火訓練があった。関係者約20人が参加し、貴重な文化財を守る決意を新たにした。

 防火訓練には寺の関係者や町教育委員会、町消防本部が参加。本堂で火災が発生したと想定し、初期消火や119番通報、避難誘導、文化財の搬出といった手順を確認し、駆け付けた消防署員が境内で放水をした。その後、参加者が消火器の使い方なども学んだ。

 同寺では、江戸中期の絵師・長沢芦雪(1754~99)の作品として有名な重文のふすま絵「虎図」「龍図」、師匠である円山応挙(1733~95)の作品などを展示・保管している。訓練に参加した東谷住職(52)は「多くの方に参加していただきありがたい。以前に火災も発生しているので、日頃から火の元に気を付けながら貴重な文化財を守っていきたい」と話していた。

 文化財防火デーは1949年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損したことに基づいて制定。串本町では2月2日、古座の善照寺でも防火訓練を予定している。

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