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節分に向け鬼面札や福豆準備 熊野本宮大社

節分に向けて準備が進む「鬼面札」(27日、和歌山県田辺市本宮町で)
節分に向けて準備が進む「鬼面札」(27日、和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社は、開運と厄よけを願って2月3日に営む節分祭・追儺(ついな)式の準備を進めている。27日には神職らがコロナ禍の終息を祈願して「鬼面札」に宝印を押して一枚ずつ仕上げ、小さな福袋に福豆を入れた。

 追儺式では例年、豆を投げたり、宮司が矢を射ったりして、赤鬼と青鬼を追い払い招福を願う。今年はコロナ禍のため神事の規模を縮小し、感染防止対策として豆は福袋に入れて投げる。矢はいつもなら3本射るが、今回はコロナ撲滅を祈願して、もう1本金の矢を射る。餅まきは中止するが、餅や菓子を参列者に配布する。

 また、今年から当日の参列者に対し、鬼の面をかたどった印に牛王神符や宝印を添えた「鬼面札」を授与する。鬼面札は2月28日まで、大社で厄よけや開運招福などの祈祷(きとう)を受けた人にも授与するという。

 九鬼家隆宮司は「節分には厄を落とし、病を払いのけるという意味もある。オミクロン株の感染が拡大しており、当日はコロナ禍の終息と撲滅を願って神事を執り行いたい」と話した。

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