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クマノザクラの学習成果紹介 古座川町、高池小児童が練習

クマノザクラのタイプ標本木の前でガイドの練習をする児童ら(和歌山県古座川町池野山で)
クマノザクラのタイプ標本木の前でガイドの練習をする児童ら(和歌山県古座川町池野山で)
 和歌山県古座川町高池小学校の6年生12人が9日、同町池野山にあるクマノザクラのタイプ標本木の前で16、17日に予定しているガイドの予行練習をした。地域の宝であるクマノザクラについて学んだ成果を花見に訪れた人らに紹介する取り組み。同校は「ぜひたくさんの方に聞いていただけたら」と呼び掛けている。

 同校ではクマノザクラの開花時季に合わせ、子どもたちがクマノザクラの特徴や地域の魅力などを紹介するガイドの取り組みを2019年度から始めた。初年度はコロナ禍の影響で実施できず、実際にガイドをするのは本年度で2年目という。

 この日は、南紀熊野ジオパークガイドなども務めている古座川町観光協会の尾添宏進理事(60)が講師を務め、3人ずつの4グループに分かれた子どもたちが成果を披露。尾添さんは「お客さんの目を見てリラックスして話しましょう。何回も練習をすれば覚えられるので大丈夫」などとアドバイスした。

 尾崎蓮音君(12)は「すごく緊張したけど楽しかった。今日はちょっと忘れていたところもあったので本番に向けて練習をしたい」と意気込み、大畑眞校長は「ふるさとの宝物について学習したことを自信を持って発信することで、改めてふるさとの良さを感じ、自己肯定感を持つことにもつながれば」と話していた。

 ガイドをする時間は5分ほど。両日の午後1時半から3時にタイプ標本木を訪れた人を対象に随時、案内するという。
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