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復興の桜が満開 田辺市伏菟野の大水害跡地

満開となった土砂崩れ跡地の桜(30日、和歌山県田辺市伏菟野で)
満開となった土砂崩れ跡地の桜(30日、和歌山県田辺市伏菟野で)
 2011年9月の紀伊半島大水害で大きな被害のあった和歌山県田辺市伏菟野の土砂崩れ跡地で、復興を願って住民らが植樹した約450本の桜が満開となっている。

 伏菟野区では紀伊半島大水害で大規模な土砂崩れが発生し、民家6戸が全壊、5人が亡くなった。

 県の復旧工事は15年に完了。植樹は、復旧跡地を桜とモミジで彩って元気な伏菟野を取り戻そうと、住民らが工事が終盤に差し掛かった14年から始め、今も続けている。植えた当時は2、3メートルだった木々も、今では大きなもので8メートルを超えるまでになった。

 当時区長だった谷口順一さん(72)は「木々も成長し、あの日から10年以上たったのだと実感する。復興の象徴として、桜を見ることで伏菟野の人たちに元気になってもらいたい。また、桜を見に地域の外からたくさんの人たちに来てもらい、災害の記憶を伝えていきたい」と話している。

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