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手ぶらで楽々古道歩き “語り部と行く定期観光バス”実施へ

龍神自動車が運行を始める定期観光バスのチラシ
龍神自動車が運行を始める定期観光バスのチラシ
 和歌山県田辺市の龍神自動車は4月1日から、語り部との古道歩きと宿泊施設への荷物の配送を盛り込んだ定期観光バスの運行を始める。集合場所のJR紀伊田辺駅から同市中辺路町までバスで移動し、重い荷物を気にせず身軽に熊野古道を歩くことができる。出発5日前までの完全予約制で、毎日運行する。


 龍神自動車の担当者は「山歩きやトレッキングが初めてという方でも歩きやすいコースを厳選しており、語り部が一緒に歩くので安心して熊野古道を楽しめる。古道歩きが初めての方も、気軽に申し込んでいただけたら」と話している。

 定期観光バスはAコースとBコースがあり、いずれも紀伊田辺駅に午前7時20分に集合。Aコースは出発地の滝尻王子で語り部と合流し「霧の里」として知られる中辺路町高原まで歩く。歩く時間は約4時間。距離は約6キロ。料金は大人(13歳以上)1人6500円、子ども(6歳以上)は1人4千円。

 Bコースは牛馬童子口から近露王子まで歩く。時間は約3時間。距離は約1・4キロ。料金は大人1人5500円、子ども1人3500円。

 どちらのコースも正午ごろにはゴールとなるバス停で解散するため、そこから同市本宮町方面や市街地方面への路線バスを利用できる。料金には紀伊田辺駅から出発地までの片道のバス代と、語り部のガイド代が含まれている。

 荷物の配送は、当日に中辺路町や本宮町の宿泊施設に宿泊する人が対象。料金は荷物1個につき2500~3500円で、配送に対応している宿泊施設は龍神自動車のウェブサイト(https://www.ryujinbus.com/tour/regular/)で確認できる。

 申し込み、問い合わせは、龍神自動車(0739・22・2100)へ。申し込みは龍神自動車のウェブサイトでも受け付けている。

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