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古民家活用し「犬と泊まれる宿」 和歌山県串本で一棟貸し

4件目の古民家活用で、ペットの犬と泊まれる宿泊施設となった「矢源邸」。庭にはドッグランやたき火が楽しめるスペースも設けた(和歌山県串本町串本で)
4件目の古民家活用で、ペットの犬と泊まれる宿泊施設となった「矢源邸」。庭にはドッグランやたき火が楽しめるスペースも設けた(和歌山県串本町串本で)
元の雰囲気を生かしたという「土間リビング」
元の雰囲気を生かしたという「土間リビング」
 和歌山県串本町の市街地にある古民家を宿泊や飲食などの施設に改修して活用している取り組みで、同町串本にある築100年以上とみられる古民家を活用し、ペットの犬を連れて泊まることができる一棟貸しの宿泊施設がオープンした。古民家活用は今回で4件目で、隣接の建屋についても仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」のスペースに改装した。


 国の登録有形文化財である築約150年の「稲村亭」などを活用し、古民家を保護しながら観光振興につなげる「串本古民家・まちづくりプロジェクト」。町と紀陽銀行、古民家再生に取り組む一般社団法人「ノオト」(兵庫県)による包括連携協定に基づく支援を受けながら、まちづくり会社「一樹の蔭」(松岡庸一郎代表取締役)が事業主体として取り組んでいる。

 「NIPPONIA HOTEL(ニッポニア ホテル) 串本 熊野海道」という分散型の施設として、2019年7月に宿泊施設やレストラン、カフェを備えた「稲村亭」と「園部邸」の2棟で開業。21年4月にはゲストハウスも備えた「植松邸」をオープンしている。

 今回活用したのは、木造平屋の古民家「矢源邸」。母屋はいつ建築されたか正確には分かっていないが、部材に記された文字から明治時代とみられる。取り組みに賛同してくれた所有者から借りて改修に取り組み、3月上旬にオープンした。

 母屋の改修では、屋根裏に寝室2部屋を設けるなどして最大で大人6人が泊まれるようにし、元の雰囲気を生かして立派な梁(はり)が印象的な土間リビングを設けた。広々とした庭があり、芝生化してドッグランスペースとして活用できるようにしたほか、たき火が楽しめるスペースやバーベキュー用のガスグリルも用意。半露天風呂として五右衛門風呂と犬用の風呂なども備えている。

 施設を利用できるのは中型犬なら2匹までで、小型犬では4匹まで。素泊まりで、料金は大人4人までとペットの場合で11万円からという。

 ワーケーションスペースに改装した隣接の建屋には二つの部屋を設け、最大定員は大人4人。パソコン用のディスプレーやプロジェクター、ミニキッチンなどを設置。5月上旬から利用を始める予定という。

 管理人の博多敏希さん(38)は「古民家活用も4件目となり、地元を含めて認知度が高まってきたように感じる。家族の一員である犬と一緒に泊まりたいというニーズは高く、ドッグランも備えた古民家で一棟貸しというのはなかなかないと思うし、広い庭でアウトドアの雰囲気も楽しめる。ぜひご利用いただけたら」と話している。

 問い合わせは「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」(0735・67・7194)へ。

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