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緊急時の対応確認 介護施設と消防が訓練

男性入所者に見立てた人形の救急搬送の準備をする救急隊員(21日、和歌山県田辺市上の山2丁目で)
男性入所者に見立てた人形の救急搬送の準備をする救急隊員(21日、和歌山県田辺市上の山2丁目で)
 和歌山県の田辺市消防本部と同市上の山2丁目の小規模多機能型居宅介護施設「Uハウス」は21日、同施設で救急合同訓練を実施した。80歳の男性入所者が心肺停止状態になったと想定し、救急隊との連携など緊急時の対応を再確認した。

 この日は、市消防本部や田辺消防署扇ケ浜分署の職員8人、「Uハウス」の職員9人が参加。自動体外式除細動器(AED)を用いた心肺蘇生法を人形を使って実習した。さらに消防職員が高齢者の救急搬送や、高齢者福祉施設からの救急要請が増加傾向にあること、施設と救急隊の連携を強める重要性を説明したほか、119番通報時の注意点などを紹介した。

 訓練では、人形を男性入所者に見立て、深夜にベッドの上で心肺停止状態になっているのを巡回中の宿直職員が発見。職員は携帯電話で119番通報をしながら心肺蘇生法を実施し、男性の持病や発見時の状況といった情報を消防職員に伝えた。
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