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元日本代表監督も参加 田辺市でソフトボール体験会

ティー台に乗せた軟らかいボールを打つ「あそボール」
ティー台に乗せた軟らかいボールを打つ「あそボール」
 和歌山県内でソフトボールの競技人口を増やそうと、県ソフトボール協会田辺支部(片山豊支部長)は5月8日午後2時から、田辺市の神島台運動場で、軟らかいボールやバットを使う、ソフトボールに似たボール遊び「あそボール」の体験会を開く。女子ソフトボール元日本代表監督の宇津木妙子さんも参加する。田辺支部は今後、紀南で小学生のソフトボールチームを設立したいという。

 田辺支部によると、県内で小学生のソフトボールチームは、橋本市に女子の1チームがあるだけ。小学生の全国大会には1チーム、近畿大会には2チームの出場枠があるが、県内からは全国、近畿とも男子は不参加、女子は1チームが出場している状態という。

 「あそボール」は、日本ソフトボール協会が、幼少期からボール遊びをすることが脳と体の成長につながるとして普及に努めている。

 体験会では、ティー台にボールを乗せたバッティングや、ストラックアウトなどがある。女子ソフトボールの日本代表監督として2000年シドニー五輪で銀メダル、04年アテネ五輪で銅メダルを獲得した宇津木さんも訪れる。宇津木さんは現在、日本ソフトボール協会副会長を務め、普及や育成のため精力的に活動している。

 体験会の対象は年長園児から小学6年生までと、その保護者。参加は無料。運動のできる服装や靴が必要。小雨決行。荒天の場合は15日に延期する。申し込み締め切りは4月30日だが、当日参加も可。

■紀南でチーム設立へ

 県内でソフトボールチームが少ない状況を改善しようと、田辺支部は5月15日から、毎週日曜の午前9時~正午に田辺スポーツパーク(田辺市上の山1丁目)のサブグラウンドで「あそボール」の教室を開く。無料。園児や小学生の参加を募る。

 いずれは紀南で小学生のソフトボールチームを設立し、全国大会や近畿大会に出場したいという。

 田辺支部の山本通事務局長は「まずはボールに親しみ、ソフトボールの楽しさを味わってほしい」と話している。

 問い合わせは、山本さん(電話090・2285・5395、メールsoftball2016wakayama@yahoo.co.jp)へ。

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