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入館者2年連続で減る みなべ町のうめ振興館、コロナ影響

新型コロナウイルスの影響で入館者が減っている「うめ振興館」(和歌山県みなべ町谷口で)
新型コロナウイルスの影響で入館者が減っている「うめ振興館」(和歌山県みなべ町谷口で)
 和歌山県みなべ町谷口にある道の駅「みなべ町うめ振興館」がまとめた2021年度の利用状況によると、入館者数は新型コロナウイルスの感染拡大が影響した20年度をさらに下回った。一方、本年度のゴールデンウイーク(GW)の入館者数は21年度同期を上回っており、関係者は今後の回復を期待している。


 うめ振興館は1997年、当時の南部川村が村と梅の情報発信のための拠点施設として開館した。

 年間の入館者数は2年目から2003年度までは1万人足らずで、05年度に初めて2万人を超えた。09年度以降に減少傾向となり、13年度には1万3720人まで落ち込んだが、翌年度から増え始め、15年度以降は紀の国わかやま国体や世界農業遺産認定、梅の機能性PRの効果もあり、18年度には過去最高の3万2142人に達した。しかし、新型コロナの感染が拡大した20年度には2万2962人で前年度比約25%減となった。さらに21年度は前年度より約10%減り、2万765人となった。

 21年度を月別でみると、観梅シーズンの2月が2837人で最も多いが、南部梅林が2年連続して開園しなかったことも影響してか、19年度同月の半分以下となった20年度同月(3059人)よりもさらに減った。しかし3月は、20年度同月(1709人)や19年度同月(2001人)よりも多い2469人が訪れた。

 職員が入館者を見て、大人と小人、外国人で区分している。外国人は5人で、20年度の15人よりさらに減った。19年度は280人、18年度は323人だった。

 本年度のGW3~5日の入館者数は975人。21年度の同期間と比べると2倍近くまで増えた。全国的に観光地や行楽地はにぎわったことで、みなべ町にも他地域から家族連れらが訪れたとみられるという。


■梅シアター新しく

 うめ振興館は、2階の梅関連展示室で上映する「梅博士のサイエンスシアター」の内容を変更するなど、展示物を新しくした。

 「梅博士のサイエンスシアター」は、大阪河﨑リハビリテーション大学教授の宇都宮洋才さん(元県立医科大学准教授)が、食中毒予防や疲労回復のほか、インフルエンザやピロリ菌、血糖値上昇の抑制など梅の機能性について約9分間で紹介する内容。変更は1997年の開館以来初めて。

 このほか、展示物の年表や生産量を更新した。さらに3階に展示していた町特産の「瓜渓石」を1階の歴史民俗資料展示室に移動し、フリースペースを新しく設けた。

 同館は「入場者は新型コロナにより2年連続で少なかったが、近年は増加傾向にある。展示物を新しくした今年は増えることを期待したい。とりわけ町内外の子どもたちに、地域の特産である梅について学んでもらいたい。コロナが落ち着けば、外国人にも来てもらいたい」と話している。

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