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寒暖差で甘く仕上がる 印南町で小玉スイカ収穫

集荷場に運ぶため軽トラックに積まれた小玉スイカ(19日、和歌山県印南町山口で)
集荷場に運ぶため軽トラックに積まれた小玉スイカ(19日、和歌山県印南町山口で)
 和歌山県御坊・日高の夏の風物詩、小玉スイカの収穫がJA紀州管内で始まっている。御坊市とともに生産が盛んな印南町では、丹精込めて育てたスイカを農家が丁寧に収穫している。


 小玉スイカはシャリシャリとした食感が特徴。そのままでも冷蔵庫に入れやすいサイズで近年、消費者の間で浸透してきている。管内では今季、5月上旬から出荷が始まっており、6月中旬から下旬にかけてピークを迎える。収穫は7月中旬まで続く。

 スイカを栽培して35年という印南町山口の岡本庄三さん(66)は、ハウスと露地計約60アールで栽培。今月13日から出荷を始めた。

 JA紀州によると、管内では約180戸が計約50ヘクタール、印南町では約90戸が計約34ヘクタールで栽培。品種は「ひとりじめ7(セブン)」。糖度11度以上で、今年は昼夜の寒暖差が大きかったため甘く仕上がっているという。

 JA紀州からは、関西を中心に関東や中京方面に流通。今年の目標は1800トンとしている。地元では、JA紀州が運営する印南町印南の産直店JA紀州フレッシュマートで販売している。

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