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外国人観光客受け入れ再開へ 紀南で試行、少人数のツアー

千畳敷で記念撮影をするシンガポールからの観光客(27日、和歌山県白浜町で)
千畳敷で記念撮影をするシンガポールからの観光客(27日、和歌山県白浜町で)
 新型コロナウイルス感染症の水際対策で停止していた外国人観光客の受け入れ再開に向け、観光庁は24日から「訪日観光実証事業」を実施している。和歌山県内の初日となった27日にはシンガポールから4人の観光客が白浜町を訪れ、千畳敷、円月島などを巡った。紀南の観光名所や施設を訪れ、31日に帰国する予定。

 岸田文雄首相は26日、外国人観光客の受け入れを6月10日から約2年ぶりに再開すると表明。当面は添乗員が同行するパッケージツアーに限定するなどの条件を付けている。

 今回の実証事業は、外国人の日本への観光旅行再開に必要な材料を収集することが狙い。旅行会社が行動管理をする少人数のパッケージツアー形式としており、感染防止対策の順守方法や緊急時対応などについて検証している。事業の結果を踏まえ、旅行会社や宿泊事業者などが留意すべき点をまとめた「ガイドライン」を策定し、関係者に周知する。

 今回の観光客は、シンガポール、アメリカ、オーストラリア、タイの4カ国から計約50人が来日する予定。15組が旅行会社6社の案内で、和歌山のほか、栃木、千葉、長野など12県をツアーで訪れる。

 紀南を訪れた一行は27、28日に白浜町、29日に那智勝浦町、30日に田辺市、みなべ町、古座川町を観光する予定。

 27日に白浜町の南紀白浜空港で報道陣の取材に応じたング・レイ・ペンさん(54)は「シンガポールは自然が少ないので、和歌山の自然を楽しみたい」と言い、タン・シ・ジャさん(32)は「動物が好きなのでアドベンチャーワールドが楽しみ」と話した。

 コロナ前の2019年に県内で宿泊した外国人観光客は約50万人だった。空港で一行を迎えた県商工観光労働部観光局観光交流課の橋本恵一郎課長(35)は「県としては外国人観光客は重要と考えているので、受け入れの再開は歓迎。しっかりと準備を進めていきたい」と話した。

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