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食前酒にGI和歌山梅酒 宿泊施設で提供へ

宿泊施設でのGI和歌山梅酒の提供に向けて開かれた試飲会(27日、和歌山県白浜町で)
宿泊施設でのGI和歌山梅酒の提供に向けて開かれた試飲会(27日、和歌山県白浜町で)
 和歌山県産の梅のみを使ったブランド「GI和歌山梅酒」を観光客に広めようと、「GI和歌山梅酒管理委員会」が、県内の旅館業組合などと連携し、GI和歌山梅酒を宿泊施設での食前酒として提供し、PRする取り組みを始める。地産地消による地域活性化につなげる。

 GI(地理的表示)制度では、産地ならではの特性が確立されている場合、その産地で生産され、生産基準を満たした酒類や農産品だけが、その産地名を独占的に名乗ることができる。2020年9月に「和歌山梅酒」が国税庁から酒類のGIに指定された。現在、22社の97銘柄がGI和歌山梅酒に認定されている。

 管理委員会は今回、県内の宿泊客にGI和歌山梅酒をPRしようと考えた。会員の梅酒メーカーとホテルや旅館を結びつけ、取引条件や価格は両者間で取り決めることとしている。

 委員会がチラシなどPR資材を用意。食前酒の提供時には、外国語版も含めてチラシなどを活用し、宿泊施設の売店で梅酒を販売してもらう。

 27日には、白浜町のホテルで、白浜温泉旅館協同組合の組合員を対象にしたプロモーション試飲会があった。梅酒を加工販売するみなべ町や田辺市、海南市、岩出市のメーカーや農園など10社が、27銘柄を試飲に提供した。

 GI和歌山梅酒管理委員会を代表し、北村泰之副会長は「国内外からの宿泊客に、和歌山県オリジナルブランドの梅酒を提供することで、顧客満足度やリピーターの向上が期待でき、観光業の活性化にも寄与できると考える。ぜひ、皆さまの旅館、ホテルで提供いただきたい。私たちも広く知ってもらえるよう努力したい」とあいさつした。

 各社は「すっきりした甘みと口当たりの良さが特徴」「昔ながらの本格梅酒」「濃い味わいの梅酒」などとそれぞれこだわりの商品の特徴を説明。旅館組合員が各社のテーブルを回ってGI和歌山梅酒を試飲し、色や香り、味の違いを確かめていた。

 白浜温泉旅館協同組合の沼田久博理事長は「旅行の目的には地域の特産物を楽しむということがある。和歌山は日本一の梅どころ。その梅を使ったGI和歌山梅酒を宿泊客に提供し、その商品の特徴や素晴らしさを伝えることで、全国や世界に知られ、和歌山を訪れてもらうことにつながっていけば」と期待した。

 6月には、県旅館ホテル生活衛生同業組合へのプロモーション試飲会とプロジェクト披露会も予定しており、7月から、この取り組みによるGI和歌山梅酒の食前酒としての提供が始まるという。

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