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温泉の恵みに感謝 南紀白浜で献湯祭

神社に奉納するため一番湯の入ったたるの受け渡しをする巫女(1日、和歌山県白浜町で)
神社に奉納するため一番湯の入ったたるの受け渡しをする巫女(1日、和歌山県白浜町で)
 白浜温泉の恵みに感謝する献湯祭(実行委員会主催)が1日、和歌山県白浜町湯崎の山神社(温泉神社)であった。町内に源泉を持つ温泉会社8社と町が、この日の「一番湯」を神社に奉納した。

 献湯祭は今年で36回目。1929年6月1日の昭和天皇行幸を記念して、翌30年から式典が開かれるようになり、87年から献湯祭として営んでいる。新型コロナウイルスの影響で昨年、一昨年に続き、白装束を着た関係者よる行列や餅まきを中止した。

 献湯に先立ち、白良浜近くにある有間皇子の石碑前で式典があった。その後、山神社に移動。一番湯が入った小さなたるは神職から巫女(みこ)へ、巫女から神職へと順番に手渡して神社へ奉納された。

 白浜温泉は日本三古湯の一つとされる。日本書紀には有間皇子から白浜温泉の素晴らしさを聞いた斉明天皇が658年に訪れたと記されている。

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