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スモモ収穫始まる 実が大きく美味、田辺市

スモモの「大石早生」を収穫する農家(4日、和歌山県田辺市中三栖で)
スモモの「大石早生」を収穫する農家(4日、和歌山県田辺市中三栖で)
 和歌山県田辺市内でスモモの収穫が始まった。収穫時期が一番早い主力の「大石早生」のほか、「サンタローザ」や「ソルダム」などの品種があり、収穫は7月下旬ごろまで続く。農家は今年の出来について「実も大きく、おいしい」と話している。

 JA紀南管内では、三栖や万呂、上秋津、新庄地区などの農家201戸が、計38ヘクタールで栽培している。5月18日時点の生産予想量は、大石早生167・1トン(平年比93%)、サンタローザ12トン(同65%)、ソルダム76・4トン(同100%)を見込んでいる。

 同JAは今月1日から大石早生の荷受けを始めた。JAは主に関東や京阪神の市場に出荷するほか、地元のスーパーや直売所でも販売される。

 同JAすもも部会長の松本一寿さん(46)=下三栖=はスモモを約1ヘクタールで栽培しており、4日から、家族やアルバイトの人と計9人で大石早生の収穫を始めた。ほんのりと果皮が赤く色づいた実を選んでもぎ取る。午前中に収穫、午後に選果とパック詰めをして、翌朝にJAの選果場に出荷する。

 松本さんは「今年は雨も適度に降って、実も大きくておいしくできている。ぜひ皆さんに食べていただきたい」と話した。

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