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のり面の復旧工事続く 和歌山県串本町、通行止めの国道42号

のり面が崩れた国道42号の現場。奥に町道サンゴ台中央線が通っている(和歌山県串本町串本で27日午前6時ごろ撮影)=紀南河川国道事務所提供
のり面が崩れた国道42号の現場。奥に町道サンゴ台中央線が通っている(和歌山県串本町串本で27日午前6時ごろ撮影)=紀南河川国道事務所提供
 和歌山県串本町串本の国道42号での通行止めに関し、国土交通省は28日、崩れたのり面の復旧工事を始めた。一定程度、固定でき次第、片側交互通行に切り替える方針だが、通行止め解除の見込みは立っていないとしている。

 崩土は26日午後6時50分ごろに発生。のり面の最上部から崩れた。

 紀南河川国道事務所(田辺市中万呂)によると、国道に流入した土砂はほぼ撤去できたが、上部には崩れそうな土が残っているため、これを取り除く。その後にモルタルを吹き付け、のり面を固める。片側交互通行に切り替えた後も、のり面をしっかり固定するための工事を続ける。

■7月1日の開通延期 串本町の町道

 串本町は28日、同町串本の国道42号で発生した土砂崩れの影響で、7月1日に開通式と供用開始を予定していた、そばを通る町道サンゴ台中央線の未供用区間約1・2キロについて開通を延期すると発表した。

 町建設課によると、土砂が崩落した一番上の部分が町道サンゴ台中央線ののり面にかかっており、町道側からも工事をする必要があり、通行に支障が出る可能性があるため延期を決めた。開通時期は未定という。
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